抗体をつくる主体はリンパ節 3
抗原が再侵入しても、抗体の産生を思いだし、製造し、運び、一定量になるまでは、アレルギー炎症は発生しません。
この時間のずれを潜伏期とよびます。
湿疹やかぶれなどでは、この潜伏期が24時間から92時間、平均48時間もあります。
しかし、短期間に何回も抗原が侵入するときは、常時、抗体を産生し、皮膚内に必要な濃さに抗体がたくわえられるようになり、反応までに必要な時間はしだいに短くなって数時間から数十分にまで短縮されます。
全身の疾患、たとえば、伝染病、肝炎、腸カタル、または大きい手術を受けたりすると、リンパ節をはじめ抗体をつくる細胞がすっかりいれかわったり、かぶれの抗体をつくる働きを忘れて、新しい抗体をつくる働きだけに専念するようになることがあります。
思春期、結婚、妊娠、出産、頁年期などホルモンの大きく変化する年齢期になると、アレルギーが交代することもあります。
実際にがんこなうるしによるかぶれや、豚肉によるじんましんが自然に治ったり、逆に発病したりします。
これを俗にアレルギー体質がかわったとか、過敏体質になったとかいわれます。